2021年06月12日(土)14時~
ライモンダ(60ー休25ー35ー休20ー35)
新国立劇場バレエ団
オペラパレス4R

改訂振付:牧阿佐美

指揮:アレクセイ・バクラン
東京フィルハーモニー交響楽団

ライモンダ:木村優里
ジャンド・ブリエンヌ:井澤駿
アブデラクマン:速水渉悟

ドリ伯爵夫人:本島美和
アンドリューⅡ世:貝川鐵夫
クレメンス:廣川みくり
ヘンリエット:五月女遥
ベランジェ:浜崎恵二朗
ベルナール:中島瑞生

ワルツファンタジア:渡辺与布、廣田奈々
スペイン:寺田亜沙子、木下嘉人
チャルダッシュ:奥田花純、小柴富久修
ヴァリエーション:池田理沙子
パドカトル:中家正博、原健太、浜崎恵二朗、中島瑞生
パドトロワ:中島春菜、廣田奈々、横山柊子
 
この日は案外空いていた。昨日よりやや多いかな程度。
4階のバルコニーなんで右側にしたかな。多分アブデラフマンを見たいと思っていた可能性あり。
あと、井澤王子目的だったので真ん中が見えればいいやくらいの気持ちだったな、確か。
安い席にしたので全く右側は見えません…。コールドが欠けるなら耐えられるが、
2幕は貴族側が全滅だったのでライモンダの様子も全く分からなかった。
もう少しいい席でも良かったかもと思った瞬間であった。
が、音は良く、CD探してみようかと思った。
新国立劇場は多分1階なら後方か上の階の方が音はいい気がする。

この日最大の目的は井澤王子の姿を拝見することだ。
期待通りの佇まいで素敵だ。日本のノーブルだ。
ライモンダを見守る騎士様だった。白馬に乗っていて欲しいと妄想は広がる。
妄想のせい?ではないと思うが、そのまま夢の場でうっかり睡魔に襲われてしまった。
午前中忙しかったから疲れもあったかなあ。(眠れるほど盤石という理解にする)
木村さんはいつも通りバラのようなプリマだ。明るい!
が、今回3幕目のヴァリエーションで憂いのある踊りをしていたのが新境地かも?
影を出せるようになると表現も広がると思う。今後に期待。

アブデラフマン二日目の速水さん。今日の方が演技の押しが強くて良くなっていると思った。
でも海賊…。王子になるよう今後を期待。
やっぱり繰り返し演じるって大事だと思う。主役も公演回数が複数になるようにならないかなあ。
立ち合いは2番目に良かったです。

本島さんのドリ伯爵夫人は美しく、眼福であったが最近こういう役どころが多くて踊ってくれないのは残念。
プリンシパルなのに…残念なので何か踊る役を付けてほしい。

パドカトル、今日もあまり揃っていない。
揃うように慎重に踊っているように見えて小さく見えてしまう。
それならあまり揃わないでいいから伸び伸び踊るのもアリだと思った。

ライモンダ4回目で個人的に最終回。さすがに5回はお財布にも体力的にも無理。。。
頑張ったなあ。レア演目だから今のうちに見ておかないと次また10年後かもしれないし。
12年前は単純に見たことないから見ておかなきゃ程度に思っていた。だから1回で十分だった。
今回は繰り返し見るに値する舞台に成長していることを感じた。
プティパ最後の作品だからきっと彼も集大成で作ったのでしょう。グランドバレエを堪能です。

今年度、残りは竜宮1回と子供オペラを鑑賞予定。
カルメンはドン・ホセが交代になった時点で心が折れた。
かなり刺激的な舞台になりそうだけど、今はそれを受け止める余裕がない。

<おまけ>
この日は総括ということで、マエストロでディナー。
デザートはスペシャルで「Cadeau à Raymonda《ライモンダへの贈り物》~愛のヴェール~
(福岡、井澤両王子の監修デザート)。
ベールにしてはごつくないかと思ったけど、実物はフルフルに柔らかかった。
なるほどベールの動き?味はこれも甘酸っぱくて美味だった。

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