新国立劇場バレエ団のライモンダ。
感想書こうと思ったけど前段で思うことあり、だらだら長くなったので
ひとまず独立させることにする。個別の感想は後日。

ライモンダ全幕は3回目。うち2回は新国立劇場である。
前回2008年、ザハロワとマトヴィエンコで見ているが、ほとんど記憶がなく
物語的にアブデラクマンが存在感がないとだめだと思った記憶があるのみ、
初見といっても過言ではないだろう。
今回コッペリアがキャンセルになった分もつぎ込んだため4キャスト全部見る予定にしている。

バレエ的には踊りの宝石箱。(前回この表現使って気に入った。ありがとう彦摩呂さん。)
踊りを見るためのバレエだと思う。ライモンダだけでも5つのバリエーションがあり、
その間に友人たちやキャラクターやコールドが踊りまくる。お城では毎日が舞踏会。
かつ衣装も美術も豪華絢爛で素敵だ。
ベリー公のいとも豪華なる時祷書から抜け出たような中世絵巻。
新国立の版は白い婦人は出てこない。紛らわしくなくていいかも。
でも夢で見た怪しい男というバージョンも捨て難い。
プロローグのジャンの出征はわかりやすい。

フランス、プロヴァンスが舞台なんだけど、歴史背景はわからないことも多い。
おとぎばなしと思って素通りができない…。
wikiでざっくり調べるとサラセン人、いた!
プロヴァンスは海に面しているし、交通の要所だったかも。
でもハンガリー王がいるということは陸路でエルサレムに行く?うーむ。

ライモンダ的に異教徒に心揺れるというのは、なしかなあ。
十字軍の騎士の許嫁の深窓の令嬢なので
人が死んでしまったけど、ジャンが守ってくれて良かった、とか思う方が自然な気がします。


(ウィキペディアからお借りしました)