2021年06月05日(土)14時~
ライモンダ(60ー休25ー35ー休20ー35)
新国立劇場バレエ団
オペラパレス1階正面

改訂振付:牧阿佐美

指揮:アレクセイ・バクラン
東京フィルハーモニー交響楽団

ライモンダ:米沢唯
ジャンド・ブリエンヌ:福岡雄大
アブデラクマン:中家正博

ドリ伯爵夫人:本島美和
アンドリューⅡ世:貝川鐵夫
クレメンス:細田千晶
ヘンリエット:池田理沙子
ベランジェ:木下嘉人
ベルナール:速水渉悟

ワルツファンタジア:五月女遥、奥田花純
スペイン:益田裕子、清水裕三郎
チャルダッシュ:寺井亜沙子、福田紘也
ヴァリエーション:飯野萌子
パドカトル:木下嘉人、速水渉悟、中島瑞生、渡邊拓郎
パドトロワ:広瀬碧、原田舞子、廣川みくり
ライモンダ

ライモンダ1回目。前回はすでに12年前の出来事なので新鮮な気持ちで鑑賞。
劇場は週末の初日ということもあってか、久しぶりにほぼ満員。9割方入っているのでは。
若干身の危険も感じる。会話が多い。
自分もつい友人と話したりしてしまったけど気を付けなければ。

指揮のバクランさん、お久しぶりです。日本に来てくれてありがとう。
登場時の拍手がやたら大きかったのはウエルカム感があって良かったけど、長すぎ。
なかなか始まらないじゃないか。適度に切り上げるのもマナーではないか。

福岡さんは立派な騎士様だった。立ち姿がきれいだし胸板も厚くて頼りになりそう。
個人的には王子じゃなくて、こういう戦士系が似合うと思う。ソロルとかも。
出征の時も、夢に現れる時も、ライモンダピンチの時に駆け付けた時も颯爽として素敵だ。
対決シーンはアブデラクマンの中家さんも筋肉系なので力が拮抗していてよかった。
中家さんは敵役をやらせてもうまくて個人的に大好き。
堂々としたそして金も権力も色気もあるサラセンの騎士だった。
海賊のランケデムとかも似合うだろうな!
米沢さんはいつでも盤石だ。
ライモンダはバリエーションが5種類あるけど、彼女の至芸を愛でるためにあるに違いない。

その他気になったのは友人役の4人。まとまりがあるようなないような。
個性的過ぎてまとまらない?贅沢な要求で申し訳ない。
別にまとまらなくてもいいのかもしれないが、まとまっていた方が見ていて気持ちがいい。
細田さんと池田さんは踊り方も体格もかなり違うので雰囲気合わせるのは大変そうに思えた。
木下さんと速水さんは技術系で同じような役周りだけど二人だと揃っていないように見えてしまう。。。

ヴァリエーションはそれぞれ完成度が高かったように思う。
層が厚くなったと、しみじみ。
12年前は多分、主役しか見ていなかった。
当時からバレエは好きだったけど同じ演目で通うとは思ってもいなかった。
あと3回、どんな舞台に会えるのか楽しみだ。